【レポート】初期『サザエさん』トーク&読書会

2011年4日3日(日)に初期『サザエさん』トーク&読書会を行いました。
当日は家族連れでの参加もあり、小学生から大人まで11名の方にご参加いただきました。

初期サザエさんの日常が描かれており、今の感覚からすると新しいものが多くありました。
それを参考に、活発な意見交換を行うことができました。

イベントの詳細なレポートは博物月報さんの記事をご覧ください。

ご参加いただいた皆さまに御礼申し上げます。

※なお、当日会場にてお預かりしました東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) の義援金6,208円を
日本赤十字社にお送りさせていただきました。ありがとうございました。

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初期『サザエさん』トーク&読書会

〜停電と断水があり、エアコンやコンビニがない生活をシミュレーションしよう!〜

3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」は、津波による痛ましい被害に加えて、原発事故と計画停電という予期せぬ影響をもたらしています。
とくに計画停電については、この夏に加え、次の冬までも続く可能性があるとのこと(朝日新聞3月23日付)。
先々のことを考えると暗澹とした気分になってしまいます。

でも、ここに一冊の本があります。
停電と断水があり、物資はわずかなものが配給。エアコンやコンビニなどはもちろんない。「3・11以前」の私たちから見れば、不自由この上ない生活のようですが、そこには「希望」と「笑い」が灯されているのです。

その本とは…『サザエさん』!
戦争が終わったばかりの昭和20年代前半、混乱と不安の時代に、世の中を明るくしてくれたマンガです。

この本って、もしかして、今後の道標に使えるんじゃないの?
——というわけで、『サザエさん』(とくに初期の頃)をテーマにしたトーク&読書会を開催します。

会場には昭和20年代の『サザエさん』の単行本を用意しました。
それらを回し読みしながら、停電と断水があり、エアコンやコンビニがない生活を楽しく(?)シミュレーションしてみませんか?

当日は、博物月報主宰の盛田真史さん(twitter @hakubutu)が、初期『サザエさん』が連載された昭和20年代前半の生活事情と、この時期の『サザエさん』を読む上での着眼点をトークします。

家事をするのにも、主な電源は薪と炭とささやかな電気。日常用品にプラスティックはほとんどなし。買い物も、スーパーのレジ袋など下げておらず、豆腐なんかは手に持って歩いているところにも注目したいです。

もちろん、それがすぐ現代に応用できるわけでもないけれど、モノ不足の時代をどう生き抜いてきたのかということは参考になりますし、昭和20年代の生活を検証して、いいところはふたたび取り入れていくという姿勢もありなのではないかなと思います。

それに、「『サザエさん』の時代」を知っておけば、これからの社会への不安も少しは和らごうというもの。

そんなわけで、みんなで「3・11以後」の新しい社会のヒントを探してみましょう。

イベントの概要

日時:2011年4月3日(日) 16:00〜18:00
参加費:1,000円(懐かしい“昭和”の茶菓付き)
*参加費のうち、500円を震災への義援金として寄付させていただきます
会場:東神田「つむぐ」 【地図】
問い合わせ先:renraku@tumug.jp (担当・大久保まで)

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